曲がり角には気を付けて
投稿者:音羽 (2)
私が大学生だったときのお話です。
地方から上京した高校時代からの仲の良かった私を含めた4人で、週末はよく泊りがけで遊んでいました。
ある週末、いつものように都心で集まり、居酒屋で飲んでそのまま
友人の家に泊まりに行くことになりました。
電車で最寄り駅まで行き、そこから徒歩で向かう予定でしたが、
その子の家が駅から結構距離があり、その上家までの道が暗い路地を通らなければならず、
一人ではないにしろ、ちょっと危ないのでは?ということで、タクシーで家に向かうことに。
タクシーをひろって家まで向かっていたとき、ある曲がり角をまがると霊感が少しある友人A子が
「わぁぁぁ!!痛い!」っと大きな声で叫びました。
「ヤバい!あの曲がり角に何かいた!ひろっちゃった!」と片目を押さえながら言うのです。
A子の目がみるみるうちに腫れて目が開かなくなっていきました。運転手さんもドン引きで、車中はパニック!
それでもやっと目的地に着き、とにかく塩で清めようということになり、私が彼女の頭から塩をざーっとかけました。
するとさらに不思議なことが!目の腫れた友人の真向かいにいた友人B子が「わぁぁ!痛い!」と何かの衝撃にぶつかったように
背中を反らせて、A子同様片目を押さえているのです。するとB子の目がどんどん腫れていきました。A子はそれに反比例するかのように
目の腫れが引いていきます。目には見えないが確かに何かがいる。恐怖以外のなにものでもありませんでした。
祈るような気持ちでB子にも塩をかけ、少量舐めてもらいました。すると段々と腫れが引いて元に戻ったのでした。
あの日、あの角に何がいたのでしょうか…?
ソルトを。