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檸檬さんによる不思議体験にまつわる怖い話の投稿です

記憶の断片、色の白いお友達
短編 2022/02/06 14:50 839view

私が小学校に上がる前のお話です。
私にはよく遊んでいる友達がいました。
それは向かいのマンションの男の子で私と同い年くらい。
印象としては色の白い男の子という印象しか残っていません。
私のマンションは階段が外階段でした。その男の子のマンションの廊下部分が私のマンションの踊り場と向かい合うような形で隣接していました。
そこで、その男の子と遊んでいました。

遊んでたはずなんです。しかしその事を小学高学年になるまで忘れていました。
あるときにそういえば遊んでた男の子がいたよなと思い出したのです。

私が記憶にあるのはままごとをしていたこと、そして男の子のいるマンションまで行こうと私のマンションの柵の部分とその子のマンションの廊下の柵部分に縄跳びをくくりつけて行こうとするところ。
私のその子の記憶で思い出されるのはそこまでなのです。

小学高学年まで忘れてたんです。
なぜ思い出したかと言うと、あるとき、縄跳びをくくりつけたであろう柵の部分から落ちる夢を見たことがきっかけでした。
縄跳びに手を掛けてぶら下がってあっちに行けると思ったんです。アニメなんかでは簡単に行けたりしますよね?あんなイメージで。
そこでもちろん縄跳びでは体重を支えることが出来なくて転落、目の前にマンションの室外機?がせまってくるところで夢が覚めました。室外機は2つ並んでいました。
でも私は怪我をしたこともないし、そんな男の子もいなかった。
でも、なんとなく記憶の片隅にその子と遊んだこと、縄跳びをくくりつけたことだけは残っています。
その子が本当にいたのか、私は縄跳びをくくりつけて、あっち側へいこうとしたのか、本当は落ちてたのか?はわかりませんが、もしかしたらこの子に呼ばれてあっちの世界に行きかけてたのかな?と思わされるような記憶の断片です。

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関連タグ: #夢#学校#記憶#階段
コメント(1)
  • 霊的な夢ですね、夢の記憶として残っているのだと思いますが、でも色の白い子はその部屋には居たと思います。
    連れていこうと思っていたかは知りませんが、夢を見せて危険を知らせたのかも知れません、何故ならそんなことをしたら実際亡くなっていたからです。
    夢だけで済んだのもその夢のおかげかと想います。
    一緒に遊んでくれたことで、貴方を守ろうとしたのかも知れませんし、または連れていくことで、この世でいつまれもという可能性もありますが、でも貴方には実際に落ちた記憶がないのなら、貴方を守ろうとしたのかも知れません。
    母親からは落ちたと言う話しがなければ心配ないかと想います。

    2022/02/06/19:58

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