友人の別荘地でちょっと不気味だった話
投稿者:元ガイド (7)
短編
2022/01/13
15:56
1,161view
ある年の初夏、友人の別荘に遊びに行きました。メンバーは仲良しグループで、別荘はその中の1人の親が持っていました。
面積が広く、部屋数が多かったのを覚えています。グループで訪れても部屋が余るくらいでした。
数日間のバカンスを楽しみ、最終日に誰かが肝試しをしようと言い出しました。自分を含め乗り気ではない子もいましたが、話し合った結果おこなわれることになりました。
肝試しといっても本格的なものではなく、外で2つのグループに分かれて脅かし合うというものです。
そして最終日、2つのグループに分かれ肝試しが始まります。コースは別荘まわりの細い道です。木々が生えていて街灯はなく普通に歩いていも怖いくらいでした。
最初は自分たちが脅かす側で、木々に隠れて突然飛び出したり水鉄砲で水をかけたりしました。
今度は自分のグループが脅かされる側になり、同じように脅かされヒートアップしていました。
肝試しが終わり別荘に戻ってワインを片手におつまみを食べながら、友人の1人が肝試し中肩を叩いたのは誰かと言い出しました。すると誰も肩など叩いても触れてもいないと言うのです。
それを知ると、みんな血の気が引いていきました。あの時肩を叩いたのはいったい誰だったのでしょう。
前のページ
1/1
この話は怖かったですか?
怖いに投票する 5票
※コメントは承認制のため反映まで時間がかかる場合があります。