女の団結力は本当に恐ろしい
投稿者:艶 (1)
私の名前は千夏。
これは私が高校生の時に体験した”女の怖い話”です。
私は中学卒業後、同じ中学校だった人が居ない市内の高校へと入学しました。
入学式の数日前から「友達できるかな?」という不安でいっぱいでしたが、入学式当日から仲良くしてくれる友達ができて幸先の良い高校生活がスタートした。
高校生活に慣れ始めた2学期、仲良くしている隣のクラスの梓の彼氏が教室に来た。
梓の彼氏の名前は大樹。
大樹は梓と同じクラスで、私のクラスには数人仲の良い友達が居て時々遊びに来ることがあった。
大樹「千夏ちゃんおはよう」
私「おはよう?もうお昼過ぎてるけどね(笑)」
大樹「たしかに(笑)今日は1人なの?」
私「教室から出るのが面倒くさくて」
大樹「なるほどね!梓のところに雪乃ちゃん来てたよ」
私「そうなんだ、でもいいや」
雪乃は私と梓とは別のクラスで、休み時間になると梓のところによく行っていた。
大樹「そういえばさ、千夏ちゃんって彼氏いるんだっけ?」
私「いるよ」
大樹「付き合ってどのくらいになるの?」
私「中3からだからそろそろ2年になるかな…?」
大樹「長いね。中学が一緒ってこと?」
私「うん」
大樹「そんなに一緒に居て飽きないの?」
私「頻繁に会ってるわけじゃないし飽きるとか感じたことないかも」
大樹「でも中学が一緒なら毎日顔合わせてたでしょ?」
私「そうだけどクラスが違ったし毎日一緒に登下校してたわけじゃないから日によっては一瞬しか顔見ない時もあったし(笑)」
大樹「そうなんだ(笑)」
私「うん(笑)」
大樹「なんかさ、こんなに話したの初だよね?」
私「そうかもね。話す時は大体梓も居るし1対1での会話もこれが初めてかも」
大樹「だよね!この流れで今日デートしちゃう?(笑)」
私「彼氏居るししないわ!そもそも友達の彼氏とデートって(笑)」
大樹「だよね(笑)じゃあ一緒に帰る?(笑)」
私「いや、梓と一緒に帰りなよ(笑)」
大樹「千夏ちゃん冷たくない?俺のこと嫌いなの?(笑)」
私「だから私には彼氏が居るし、大樹君には梓が居るし好きとか嫌いとか考えたこともないよ(笑)」
大樹「じゃあ俺のこと好きってことで今日一緒に帰ろ!(笑)」
私「だから無理(笑)」
全学年女子って200人ぐらいかな?
ラインブロック世代だから50人ぐらいかな。
首謀者は梓でチクったのは誰だろ?