これは11月末のことです。
私は夜なかなか寝付けず、布団の中でごそごそしてなんとか寝ようとしてました。その甲斐あってかようやくうとうとしはじめたところ、体中がバキバキと固まっていく感覚を感じました。俗に言う金縛りですね。私はその時、目はぱっちりと開いていたのが覚えています。金縛りにあっているとき、不思議な夢のようなものを見ました。以下はその内容です。頭がおかしくなったと思われるでしょうが誰かに知らせたくてこの場をお借りしてこの体験を記します。
そこは神社のような場所でした。石造りだったことを覚えています。かなり暗くまばらにある街灯のようなものでようやく薄ぼんやりと見える感じです。
最初に目にしたのは地面に落ちている、水浸しになった女性物のリクルートスーツでした。水浸しの時点で気味が悪かったのですが、それには奇怪な点がありました。着た状態で服が落ちているのです。着ていた人だけが消えたみたいに。
その場の近くを彷徨っていたところ、深い水場があったのでさっきの水浸しのスーツとなにか関係があるのではと思い、水の中を覗き込みました。水は緑がかっていましたが街灯のおかげか少し見えました。するとそこには長い髪が水の中で揺れ動く女性が沈んでいました。あまりのことに驚いて、仰け反って下がったところ、私の口の中からなにかヌメヌメしたものが出てこようとしました。私が出てきたそれと格闘していると、後ろから褌姿のおじさんが三人ほど走ってきて、掛け声と同時に鐘をつく撞木で私を殴り飛ばしました。あまりの衝撃にかなり叩き飛ばされたのですが、おかげでヌメヌメが水の中に吹き飛んでいき、分離ができました。その後、おじさん達に「六根清浄!!」と耳元で怒鳴られ、焼いた5円玉を握らされました。私もおじさん達に合わせて六根清浄を唱えていると、両手の平は激痛でしたが、ヌメヌメがいたときの違和感がみるみる無くなっていきました。私は、その時おじさん達に制止されているのも無視して女性の体を引き上げなきゃと思い、水の中に飛び込みました。とても深かったのを覚えています。2メートルから3メートルより少し深いくらいでしょうか。底は見えなかったのではっきりしませんが。私は女性を抱き上げると水面まで泳ぎおじさん達の手を借りて女性を陸に上げました。水を出た途端女性の髪の毛が体に張り付いてくる気持ち悪さを未だに覚えています。そこで、息も絶え絶えの私が恐怖心や気持ち悪さで泣きながらこう言いました。「まつりにやられた」
その瞬間金縛りは解け、自分の部屋にいることを認識しました。しかし妙なことに、家で火気を扱ったわけでもないのに線香のような匂いがツンとしました。
あとでまつりがなんのことか気になって調べてみると、私がこの体験をした11月25日は出雲大社での神在祭の初日だということがわかりました。全くの偶然かもしれませんがそれにしては気味が悪いです。
深い水場のある神社、もしくは祭儀場やまつりについてなにか知っている方いましたらお知らせください。
駄文長文失礼しました。




















電通のOLさんと関係有るのでは?。