ベッドの周りを徘徊する何か
投稿者:三ノ宮 (3)
私は子供の頃、霊感があって何度か怖い経験をしたことがあります。
その中でも特に記憶に残ってるエピソードを投稿します。
中学生だった私は、家の子供部屋で三人兄弟、三段ベッドで毎日寝ていました。
三段ベッドのどこで寝るかは、兄弟で話し合って気分転換にコロコロ変えていました。
その日は私が一番下で寝ていたのですが、真夜中にふと目が覚めると、ベッドの周りに気配を感じました。
私は目を閉じたままだったのですが、それは、気配というより明らかにハッキリとした存在感があり、最初は兄弟がトイレに行くために起きてフラフラ歩いてるのかと思いました。
しかし、不自然なことに気配は廊下に出ていくことなくベッドの周りを永遠と行ったり来たりしています。
霊的な何かにしては、あまりにも存在感があるので泥棒かと思い、急に怖くなり、私は震えを抑えながら寝たふりを続け、出ていくのを待っていたのですが、一向に出ていく気配がありません。
永遠と同じ速度でベッドの周りをグルグルと動いています。
得体のしれない何かの存在に、恐怖で目を開けることもできずに永遠とも感じられる長い夜中の間、寝たふりを続けました。
結局、朝になり親が起こしに来てドアを開けた瞬間その気配は消えてなくなりました。
その気配はその後現れることは一度もなかったのですが、未だに霊的なものなのか泥棒だったのか分からないです。
たまに思い出すことがあり、そのたびにゾッと背筋が寒くなる怖い体験でした。
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