2階にいる者の正体
投稿者:さち (3)
私の姉は賃貸の一軒家に夫婦2人と子供の3人で暮らしています。
甥っ子が産まれた頃くらいから、頻繁に遊びに来てほしい、泊まりに来てほしいと言うようになりました。
私は色々感じやすいタイプなのですが、遊びに行くととても嫌な感じがして、どうしても帰りたくなってしまします。
俗にいうラップ音や人の気配を感じ、時には1歳になっていない甥っ子が階段の方を指さしたり笑ったりすることもありました。
帰りたがる私を姉はしつこく引き留めるので何かおかしいなと感じ、一度泊まることを決めました。
姉の家に泊まる日、家に着くと玄関の上が気になって仕方なく、お姉ちゃんに聞くとそこには小さい部屋があると言いました。
前に猫を飼っていたのですが、その部屋にいれて出かけたところ、網戸を破って逃げてしまったということがあったそうです。
未だに猫は帰ってきていません。
そして2階には姉の旦那さんが寝ており、2階に行くと目つきや性格が怖くなるとも言っていました。
その夜、玄関の下に近い部屋に姉と甥っ子と寝たのですが、鳴りやまないラップ音、足音、私は寝れずにいると金縛りにあい、何者かに足を引っ張られました。
金縛りがとけて目を開けると、そこには男性の顔が・・・。
その後意識を失うように寝てしまい、朝起きて姉に何かあったか聞かれたのですが、話すことができませんでした。
帰って旦那に話したら、職場にそういうのがわかる人がいると聞き、この話を聞いてもらうことになりました。
その人は霊感が強く、軽く話しただけで玄関の上に部屋があること、前住んでいた男性2人(親子か兄弟?)がその玄関の上の部屋でなにかあったことを言い当てました。
後に姉が大家さんに聞いたところ、前の住人は男性2人で親子だったそうです。
何があったかまではわからないと言っていました。
対処法を聞き、それを姉に伝えてしばらく続けてもらい、旦那さんも下に寝るようにしました。
するとラップ音もおさまり、変な気配もなくなり、姉の旦那さんは優しい目つきに戻りました。
今は家に行っても何も感じることもなく、平和に生活しているようです。
私も遊びに行っても何も感じなくなり、今ではよく遊びに行きます。
一体あの家で何があったのでしょうか。
思い出すと今でもゾッとします。
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