葬儀場での不思議な体験
投稿者:天功 (4)
これは私の祖母が亡くなった時に実際に体験した怖くはないけど不思議なお話です。
祖母が亡くなった後、葬儀が執り行われるまでは斎場でご遺体を数日預かってもらっていました。ご遺体に対面するのは基本的には霊安室のような保管してあるお部屋だったのですが、エンバーミングを終えて葬儀の前日は控室用のようなところにお布団にご遺体が置かれていました。
棺に入る前にこれで最後だから・・・と子供と2人で祖母のご遺体に対面しに行って、祖母の枕元に座りいろいろと祖母に語り掛けていたところ、子供が「お母さん、ろうそくの灯がお母さんのお話の途中で揺れる時があるよ?」と行ってきました。
初めはエアコンの風があたっているのだろう、くらいに思っていたのですが、じっとろうそくを見つめていた子供が「やっぱりお母さんの話の途中でふわっと揺れる時があるんだよね。見てごらん?」と言ってきました。
そういわれてみると気になってろうそくと祖母の顔の両方を見ながら話をしていたのですが、「おばあちゃん、あの時〇〇だったね」「おばあちゃん、ありがとう」などと、話しかけるとまるで答えるようにろうそくの灯りがふわっとゆれるのです。
何度か同じように祖母に話しかけていると本当に祖母と会話をしているようにふわっふわっと返事をするようなタイミングで灯りがゆれていました。
「あぁ、おばあちゃんはいまここで私を見ているんだね。お返事してくれているんだ」と妙に納得してしまいました。
祖母も最後のお別れに来た家族の顔を見ていたんだな、と思っています。
魂かなにか?