異次元に迷い込んだとしか思えない話
投稿者:おみくじ (1)
私は人工島にあるファーストフード店で開店準備の仕事をしています。
毎朝5時半にはお店に行きます。
それは冬の寒い日でした。
その日いつになく目覚めが良く支度もはかどりいつもよりちょっと早く家をでました。
バイクに乗り連絡橋を渡り島に着いた時に何か違和感を感じました。
なんだろう、冬なのに風が生暖かく気持ち悪く感じました。
信号待ちで、行先案内の看板に目をやると文字化けしたような見たことのない文字が並んでいます。
そしていつもは他に車やバイクが居るのにしーんとしています。
音は私のバイクのエンジン音だけ。
怖いと思うと本当に怖くなるので無心でバイクを走らせました。
そうこうするうちに店に着きセキュリティを解除して店内に入りました。
他の人が来るまで30分弱
配電盤のスイッチを入れて厨房の機械をオンにしました。
お店はガラス張りなので外の様子がよく見えます。
でも冬なのでまだ暗くてよく見えません。
レジを始動させ、準備金をいれて準備しているとバイクのヘッドライトが見えました。
バイク通勤は私だけだしお客様が来るのはまだまだ後だし。
目を凝らしてみていると私と同じジャンバーを着てる。
まあ量販店で売ってるものだから誰でも着るかな?って思ってたらヘルメットを取った瞬間私は凍りつきました。
私なんです。
え?何で?
その瞬間、意識がなくなりました。
ふと気づくと私は事務所に居ました。
寒くて気がつきました。
レジに行くと準備金が入ってました。
バイクで来た自分を見た時は作業の途中だったのです。
お金を入れてレジを設定した記憶はありません。
誰が入れたのでしょう。
後から来た私とそれを見た私
夢なんでしょうか。
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