本当に一反木綿を見た話
投稿者:華山 (1)
この話はもう10年以上も前の事です。
当時専門学生の私はアルバイトをしていました。深夜帯は時給も上がるので短い夏休み中は率先して深夜シフトを入れていました。
帰宅は夜中0時や1時になり、いつも通り私は自宅近くの河川敷のある小さな公園付近を友達と歩いていました。「疲れたー、今日は特別暑いね〜ジメジメするし妖怪でも出て来そう笑」なんて話していました。
橋の上で話題も無くなり、中高生がロケット花火を飛ばしているのを眺めていました。風も無いので花火の煙は「ピューン!」という音とは反対にゆるゆると漂っていました。
すると向こう側に煙とは別の動きをした「何か」(2匹)がいるのに気付きました。
「何あれ?煙?」「自分で動いてるよ?」動きはまるで海蛇が水の中を泳ぐように移動しています。
注視してると段々とこちらに向かってます。興奮しながら私は行き先を予測し先に公園に走っていきました、友達も追いかけてきます。
私が先に街灯の下に着いた頃その「何か」(2匹)は一反木綿のようでした。乳白色で透けています。しかも分厚い!厚さは5センチ程長さは2メートル弱です。あまりに鮮明でしっかりと姿を捉える事ができましたが、得体の知れないその物体にドキドキしていました。(見えた!)心の中で思った途端にパッと消えてしまい、「何処に行ったー?消えた?!」すると道の先の別の街灯の上にパッと現れてまた泳いで行きました。「何だったんだろ、あれ!」
それから最近になってこの話を知人にする機会がありました。その人はオカルトに詳しいのですが、「それ絶対龍だよ。龍は煙になって現れるって聞いた事ある」と言っていました。
ほほ〜ん?でもあれは絶対龍なんかじゃなく一反木綿でした。
もっと上見ておけば良かったなー!鬼太郎乗ってたかも知れないのに、、、
私も見た事有ります!家の中で床から出て来たのを犬と一緒にこれは何? と思いながら見つめました!その数日後大きな地震が有り、地震の時に湧いて出る妖怪と知り、本当に居るのだと知りましたが、見るまでは居ないモノと思ってました。