私が小学生の時は、ちょっとした心霊ブームだった。火付け役となったのは、ジャンプのぬ~べ~という漫画だ。
それなりに怖い話も昼休みや放課後するし、ちょっとした不良?は、こっくりさんもしていた。ただ、学校が禁止していたため、真面目な生徒はしていたイメージはない。
まぁ、そんなこっくりさんは今回の話には関係ないのだが…。
その時には、幽霊とか見てみたいと思っていたが、それを覆す出来事があったので…
前ふりが長くなって申し訳ないのだが、私が小学2年だったか、3年だったか、私の実家の横にある祖母の家に、従兄弟達が1年ほど引っ越してきた。
大人になった今ではのっぴきならない理由で引っ越してきたことは分かるのだが、当時はいつでも従兄弟と遊べるという喜びが勝り、あまり不思議なことだとは思わなかった。
従兄弟が引っ越してきてから、3ヶ月ほどした時だった。近くにある一本杉と呼ばれる大きな大木に遊びに行こうということになった。
もちろん、私達は、神聖なものとして、より小さい時から近付くな!と周りから言われてたこともあり、行きたくなかったのだが、地区外からきた従兄弟はお構いなし。
仕方なくついて行くことにした。
その一本杉と呼ばれる大木は、けして神社の境内にあるだとかではなく、道端に存在していた。
40年経った今では、台風で折れただとか、雷が落ちただとかいう理由でもう存在しないが、当時は確かに存在していた。
その一本杉に近寄ると、確かに根本にお酒だとか、お供え物があったりしたが、不気味だとかはなく、木登りしたりして遊んだ。
だが、遊びに夢中になっていると、近所の人の怒鳴り声が聞こえてきた。
「おい!バチあたりな!ここで遊ぶな!」
もちろん、近所の知ってる人だったので、ごめんなさいと謝り家に帰った。
それから、1週間ほど経ったある日、私は40℃を超える熱に悩まされた。
遊びにいった人の内で、私だけが高熱を出したのでたまたまなんであろう。病院に連れて行ってもらうと、マイコプラズマ肺炎。1週間の入院となった。
最初の夜は高熱であまり覚えていないが、お袋が隣に簡易ベッドを借りて一緒に寝てくれていた。
次の日、点滴で熱がだいぶ下がったのだろう。自分の状況を把握した。
4人部屋の小児科。
隣には小学1年だったか、私よりも年下のうるさい生意気のガキ。
通路挟んで、正面には大人しそうな保育園年長〜小学生1年くらいの女の子。
もう一つのベッドは空いていた。
私の担当医は女医で、子供の私からしても美人だった。
問診に来る度に、隣の生意気なガキが、先生かわいい!とか、先生好きだとか騒いでいた。
引っ込み思案の私にはそういうことは言えなかったが、密かに好意を寄せていた。
そんなこともあってか、隣のクソガキとは仲が悪かった。私よりも年下のくせに、色々と言ってくる。温厚な母親が入院中ずっと一緒にいてくれたが、その温厚な母親をもってしても、もっと言い返せ!と耳打ちされたくらいだ。
そのこともあって、私はよくそのクソガキを小突いた。口で敵わなくても、年上の私の方が腕っぷしは強い。
2日目には、泣く度に相手のお母さんによくお袋が謝罪してたが、どこかお袋は誇らしげだった。
そんなこともありつつ、2日目は瞬く間に過ぎた。

























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