幸い軽い怪我ですみましたが、車軸が真っ二つに折れました。
そして、持っていたお守りは無事でしたが、お守りの硬い入れ物がこわれました。
いくらなんでも事故が続きすぎると気味が悪く、気を付けなければと全員が思ったはずです。
何事もなく数週間が経ったころ、女性社員の一人からどうしても出勤できないと連絡があり、何日もお休みすることが続きました。
最初のころはインフルエンザかと心配しましたが、何日経っても出社しないのです。
一人暮らしの若い真面目な子でしたから、一体何があったのかと、責任者である男性社員に聞いてみたところ、彼女のお父さんから説明された事情を教えてくれました。
お父さんのお話によると、彼女は扉を開けられないとおびえた様子で連絡してきたそうです。
そのうちに、玄関の扉、ロッカーの扉、食器棚の扉など、あらゆる扉を開けることを怖がり、泣きじゃくるようになったしまったそうです。
このまま一人にしておけないので、実家に連れて帰ることにしたとのことでした。
女性社員の中で彼女だけが交通事故にあわずにいました。
事故よりも恐ろしい思いを彼女はしてしまったのかもしれません。
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