どれくらい経ったのか。
ようやく、出口を見つけた。
正面ゲート。
光。
外の空気。
二人は駆け出した。
その時。
背後から、足音。
コツ、コツ、コツ。
革靴の音。
二人は振り返った。
誰もいない。
廊下は空っぽ。
だが。
足音は続いている。
近づいてくる。
コツ、コツ、コツ。
二人は走った。
ゲートを抜ける。
駐車場へ。
車へ。
エンジンをかけ、発進。
後ろを見ない。
ただ、逃げた。
第三部:矛盾の発見
カフェに戻る。
Aさんは、ようやくコーヒーカップから目を上げた。
「それで、友人のBさんにも話を聞きたいんですが」
私は尋ねた。
Aさんの表情が曇った。
「それが……」
言葉が途切れる。
「Bは、あの後、連絡が取れなくなったんです」
この話は怖かったですか?
怖いに投票する 3票























※コメントは承認制のため反映まで時間がかかる場合があります。