実際母は地区が違ったけれど、舞手に選ばれてたし、母自身信じてないとかいってたけれど、いい縁談が掴めた自覚とかあったんだと思う。
だから、当時小学6年生だった俺に俺に申し訳ないけれど、出れないか? って聞いてきたんだ。
母がさ父が好きで母が好きであきらめない間はなんていうか、絶対父は母と離れることはできないんだろうな~って当時わかってたから。
同じ様なご利益をもし得られるならって思っちゃったんだ。
母が俺がでることを承諾したっていうと、ばあちゃんはむちゃくちゃ怒ってた。
ここの男と結婚してここに住んでるならともかく~とか結構いってた。
そんで夏休み入ったら練習があるとかで。
俺は学校でプールの授業が夏休み入った後もあったけれど、ばあちゃんの家に夏に入ってすぐにいったんだ。
母さんは仕事してたから、俺を置いたらばあちゃんにお小言言われるのが嫌なのかすぐにかえっちゃって。
俺はばあちゃんの家に残されて、毎日夕方になると俺のほかの3人と一緒に2時間くらい舞の練習をした。
といっても2時間みっちり練習するわけじゃない。
お菓子がたくさんあって、ある程度おどったら、お菓子休憩してまた踊るみたいな感じでかなり緩い練習会で。
舞いがというよりかは、舞の合間にお菓子食べてゲームボーイのゲームを他の一緒にするやつらとワイワイしながらするのが楽しかった。
ばあちゃんが、終わりの時間になると迎えに来てくれたんだけど。
ちゃんと覚えたか? ってやけにきいてくるんだよね。
そんで俺ふざけてお菓子たくさん食べられるし、ゲームの話もできて楽しいみたいな回答をしたら。
「女は豊穣の舞だけど。男の舞はばあちゃんのばあちゃんが子供だった頃は蛇狩りっていわれててたんや」
って言い出したんだ。
そんでばあちゃんは帰り道に昔話のような話をしてきたんだ。
昔々、大飢饉が起きた時に土地神様に豊饒を祈って神事をおこなったそう。
村の食べ物を集めて、酒も用意して少女が豊穣を願って舞を踊る。
そんなことが20年に1回してたそうだ。
























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