これは、知り合いのHさんが実際に体験したお話になります。
みなさんは霊感がおありでしょうか?
私はちなみに、まったく霊感はありません。
Hさんが、中学生の頃のお話で、
その頃のHさんは、姉妹で霊感があったみたいで、
妹さんはがっつり顔まで認識できるほど視える方で、
Hさんはぼんやり人の形?(性別が認識できる程度)だったみたいです。
8階建てのマンションに引っ越しをしてきて、Hさんの家は702号室でした。
703と705の間にエレベーターがあり、
701と702の間にらせん状の階段が、1階から8階まである形でした。
Hさんの部屋は、エレベータを降りて右に曲がり、二つ目の左側に玄関がありました。
引っ越しをしてきて、1カ月ぐらい経った日にその出来事は、起きたようです。
部活を終えて、エレベーターに乗り込み、7回のボタンを押す
『チィン……7階です』
エレベーターがゆっくりと開く
エレベーターを降りて、右に曲がる
部屋に向かって歩いていく、視界の右側に螺旋階段がはいりこむ
『んっ?』
7階と8階の間の螺旋階段に、何かが立っている。
そのなにかは黒いモヤで、覆われているが、女性の形をしている。
部屋の方ではなく、マンションの外側をそれは見ているように視えた。
何故か鳥肌がぶわっと立ちだす、
『気持ち悪っ…』
逃げるように自分の家の玄関を開けて、普段はしないが
玄関の鍵までガチャリとかけた。
『ただいま』
いつもより暗いトーンになってしまっていた、
母親が、異変を察知して、問いかけてくる。
『何かあったの?そんな怖い顔して…』























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