心霊スポットを語るとき、「村に住む人たち全員が殺された」「一家が惨殺された」というエピソードが用いられる。
しかし、そのほとんどはたんなる作り話だったり、話が大きくふくらんだものだという。
しかし、実際に新聞にのり、世間をあっと言わせた大量殺人事件もある。
それが、「津山三〇人殺し」と言われる、大事件だ。
事件は起きたのは一九三八年(昭和一三年)五月二一日。
結核という、当時は治らないとされていた病気にかかってしまった男が、
「村人たちからさけられている」
と思い込み、怒りとにくしみから、次々に村人たちをおそい、殺したのだ。
犯人はまず村の電線と電話線を切り、近所で何科起きているのかわからないようにした。
そして・・・・・・・
二本の懐中電灯を頭に巻き、右手に日本刀、左手に猟銃、そしてベルトにも刃物を入れ、
出陣したのだ。
暗闇のうえ、寝ているところに突然現れた犯人に、村人たちはまったく抵抗ができなかった。
そればかりか、隣に住む住民に何が起きているかを伝えることすらできなかった。
そして・・・・・・・
なんと二時間足らずの間に、三〇人もの命が失われてしまったのだ。
その後犯人は、遺書をしたため、猟銃で自殺した。
現在でも村は存在し、住民たちがひっそりと暮らしている。
当時は怪奇現象がひんぱんにうわさされたが、今は村人たちの祈りのおかげで成仏したのか、
ほとんど聞かれないそうだ。
真庭市「首無し赤ちゃんの霊が出る峠」
「昔、処刑場があった」
といういわくを持つ心霊スポットは多い。
この「首切峠」もその名のとおり、
「昔、ここに処刑場があり、多くの人の首がさらされていた。」
「農民一揆でつかまった人たちがこの地で首を切られて処刑された」
という話が残されている心霊スポットだ。
この「首切峠」で霊が出ると言われているのは、旧道だ。
車が一代通るのもギリギリの山道で、生い茂る木々に囲まれているため、昼間でも薄暗い。






















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