俺「どういうことだ?」
B「全部、壁に張り付いてた」
俺「え?」
B「蜘蛛みたいに、全部壁の横とか上に張り付いてたんだ。
それで、もぞもぞ動いてて、それで、それで・・・」
自分の見た光景を思い出したのか、Bの呼吸が荒くなる。
俺「落ち着け!深呼吸しろ。な?大丈夫だみんないる」
Bはしばらく興奮状態だったが、落ち着きを取り戻してまた話しだした。
B「あれは人じゃない。いや、元から人じゃないんだけど、形も人じゃない。
いや、人の形はしてるんだけど、違うんだ」
Bが何を言いたいのかなんとなくわかった俺は、
俺「人間の形をしたなにかが、壁に張り付いてたってことか?」
と聞いた。
Bは黙って頷いた。
口から飛び出そうなくらいに心臓の鼓動が激しくなった。
とっさに、Bが見たのは影じゃないと思った。
影が横や上の天井を動き回るのは不自然だ。
仮にそれが影だったとしても、確実にそこに何かがいたから影ができたんだ。
それくらいバカの俺でもわかる。
ということは、俺は自分の周りで這い回る何かに気づかず、しかも腐った残飯を
モリモリと食べていたってことなのか?
あの音は・・?
あのガリガリと壁を引っかく音は、壁やドアの向こう側からじゃなくて、
俺のいる側のすぐそばで鳴っていたということか?
あの呼吸音も?
恐怖のあまり頭がクラクラした。
そんな俺の様子を知ってか知らずか、Bは傍に立っていたAに向き直り、
B「ごめん、さっきは取り乱して。悪かった」
と謝った。
A「いや、大丈夫・・こっちこそごめんな」
Aもすかさず謝った。






















果てしなく長い・・・・
がちこわかった 無事でよかったです
長かったけど最後まで読みました
またしても2ちゃん引用…