私が体験した神社での話
投稿者:音碧 (1)
その日私は父とともに神社でのお参りをしていました。
父は昔からこのようなお祈りは毎日欠かさず行うような人でした。
毎日父と同じ神社に行っているので、まだ幼かった私は神社の中をふらふらと散歩して時間をつぶしていました。
その日は雨が降っていました。
父は傘を差し私は黄色のレインコートを着ていました。
父のお祈りは毎日二時間ほどかかりました。
なのでその日も変わらず神社の中を散策しているといつもは開いていない倉庫が今日は空いていたのです。
私は好奇心旺盛だったので倉庫の中が気になって中に入ってしまいました。
その中で見たのは、たくさんの藁人形と似たこともないような恐ろしい顔をした女の人だったのです。
怖くなった私は無我夢中で父のもとに走りました。
しかし、父の姿はどこにもありません
そして後ろを振り返るとさっきの女の人が立っていました。
そこからの記憶はありません。
気が付くとあの倉庫の中でした。
父や母の私を呼んでいる声が聞こえました。
迎えに来てくれたと思い喜んで父と母のほうへ向かうと父も母も泣いていました。
どうしたのと聞くと私は三日間行方知らずになっていたそうです。
倉庫で二出来事を話すと父が住職さんのところに向かうといいました。
住職さんに倉庫での話をすると真っ青な顔で言いました。
「それはこんな顔だったかい?」
受嘱さんに差し出された似顔絵をみて私は驚きました。
その顔はあの時見た女の顔と全くおんなじだったからです。
住職さんが言うには、私が見た女は昔この神社の木に何回も藁人形を差していた女の人でした。
その女の人は自分ん夫を恨んで藁人形を差していたところを追いかけてきていた夫に見つかって殺されてしまった女の霊だったのです。
その事実を聞いてからその神社には行っていません
でも一つ疑問が残っています。
あれは本当に幽霊なのでしょうか
少なくとも私には生きている人のように見えました。
あのときから私の足には変な傷が残っています。
怖。
お父様が2時間もお参りするのも凄すぎです。
なんか誤字脱字多い…