黄色い花
投稿者:一成カンパニー (5)
短編
2023/07/23
09:37
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これは、私が小学校5年生の夏休みに体験した実話です。
宿題が終わり、昼食を済ませ、部屋で休んでいて、いつの間にか寝てしまい夢を見ました。
その夢では、私が知らない白い着物を着た女性が、私に向かって「黄色い花」と何度も連呼しているのです。
おやつにケーキがあるからと母に起こされ、気づいたら15時過ぎでした。
こんな夢を見たと話すと何それと苦笑されましたが、夕食後に父が帰宅して、父に同じ話をすると、そういえば父の祖母のお墓が遠いから長年お墓参りできていなかったと、お盆前だけど、今度の日曜日みんなで行ってお墓参りして、帰りは何か美味しいものでも食べて帰ろうという話になりました。
当日は朝早く出発して、高速道路で茨城県の方に行きました。
着いた場所は、お寺や墓地というほどではなく、祠みたいのがあり、その周囲に数ヶ所墓石があるという地味なところでした。
ここだよと言われ、途中で買ってきた果物とお線香をお供えして、合掌して、墓石の裏をみると黄色い花が咲いていました(゚Д゚)。
茎が傷だらけでしたので、切り取ってお墓にお供えしました。
どこからか、ありがとうと聞こえたような気がしました。
家に帰ると、父が昔の古びたアルバムを持ってきて、
今日お参りしたお墓に入っている人はこの人だよと、教えてくれました。
その人は、まさに夢に出てきた女性でした(゚Д゚)。
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1ページで短く終わるのって、読みやすくて好感が持てるよね。
それな
( ゚д゚)
怖かった。
【「実話です」&夢の話】という高確率地雷コンボ
であるにも関わらず、とても面白い話で大好きです
“怖い”というよりも”美談”ですが好きw
投稿者です。
読んでいただきありがとうございます( ´∀`)。
読みやすかったです。投稿者様にきっと感謝していますよ。