止まった先は…
投稿者:4946緋京 (1)
短編
2023/03/03
14:14
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これは私が高校2年生の時に体験したお話です。
私は学校から自宅まで自転車で通っていて、片道40分くらいでした。
その日は、部活で帰宅時間が21時くらいになってかなり遅くなってしまいました。
急いで自宅に戻りたい為、必死に自転車をこいでいました。
無我夢中でこいでいたら後ろから「ザッ・ザッ・ザッ」と音がして、自転車を止めて振り返っても
遅い時間の為、誰も居ませんでした。
また自転車をこぎはじめるとまた音がして、自転車が原因なのかなって思っても、新品の自転車の為そういう音はしませんでした。
それを何度か繰り返して私は怖くなりました。
早く家に着きたいと必死で自転車をこいで、もう音を気にしないようにしました。
でも気にしないでいようとしても音は徐々に大きくなって、私は周りを見るのが怖くなって必死で自宅に向かってました。
しかし急に音がしなくなりました。
私は安心して少しこぐのを止めてブレーキをかけました。
目の前を見たら、なんとそこはお墓でした。
私は言葉を失い怖くなりました。
その後は、必死で自転車をこいで自宅に着きました。
その間鳥肌が止まりませんでした。
あの音はいったい何だったんでしょうか?
私はあの不思議な体験をして以来、その道が通るのが怖くて通っていません。
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通学路なら何が有るか知らないかな〜