金縛り中に見た前世の記憶
投稿者:よっこ (1)
10年以上前、私が20歳頃に実体験した話です。
三度の飯より寝ることが大好きだった私が、突然眠れなくなった時期があり、せっかく眠れた日も初めて金縛りを体験してしまいました。
初めての金縛りから間をあけて半年近く断続的に経験した金縛りがとても不思議なことだったので投稿します。
1回目
自宅の布団で生まれて初めて金縛りにあってパニックになる。
真っ暗な部屋なのに自分のすぐ横に男の人と女の人がいるのがわかる。
女の人は泣いていて、男の人は黙っている。
「行かないで!」と女の人が叫ぶように言っていて、その女の人がなぜか自分自身だと感じる。
男の人はただ黙って、縋り付く女の人を見ていた。
金縛りなのでどうにか2人の顔を見ようとしても動けずに見えなかったが、
「行かないで!」と自分が現実で繰り返し言っていたことに気づいて目が覚めると、金縛りはとけて2人は消えていた。
2回目
金縛り中、シクシクと泣いている女の人が枕元に座っている。
なぜか、「あぁ、あの男の人はもう行ってしまったんだ」と考える。
帰ってきてほしい、と自分自身も思っているうちに金縛りが解けて女の人もいなくなっていた。
体が動かせるようになると自分が現実で涙を流していてなぜかさみしくて悲しい気持ちになる。
3回目
就寝中、自分の部屋で戦争の爆撃のような音に驚いて飛び起きる。
起きた瞬間、金縛りになり戦地の真ん中で寝ている感覚になる。
たくさんの人の叫び声や軍隊のような命令が聞こえ、とにかく怖くて金縛りが早く終わるように祈る。
ハヤカワ少佐!と、誰かが呼ぶ声が聞こえてなぜか「ハヤカワ少佐が私の知っている人だ!」と感じる。
4回目
このときは金縛りにあうも、金縛り自体は怖くなかった。
男の人が私の耳元で、「もう行かなくてはいけない。ごめんね、誰よりも愛しているよ」というのが聞こえる。
その後すぐ飛行機のジェット音が聞こえて、
なぜか「こうやって敵に向かって出発していったのか。自分のことを最期まで想ってくれていた。私も愛していました。」と自分のことのように感じる。
飛行機の音が遠くなって静かになったら金縛りがとけて、涙が流れていた。
とても穏やかな気持ちでした。
この日以来、金縛りにあうことも同じような夢を見ることもなくなりました。
半年にわたり、あまりにも続いていたことと、状況がなぜか自分の中で納得いく話だったため当時日記につけていました。
自分の前世はハヤカワ少佐という人の妻で、そのハヤカワ少佐は戦争で特攻隊として戦死したのではと今でも思っています。
ジェット機が戦時中に使われていることが気になってしまう…プロペラ音とかにしてほしかった