突然、透視をしてしまったお話
投稿者:イーブ (28)
小学生の頃のお話ですが、夏休みになると早朝から公園に集まり、ラジオ体操をするのですが、私の地域ではラジオ体操と同時に、お寺でお経をあげることもセットになっていました。
それが当たり前のようにしてきてるので、苦ではなかったのですが、夏休みも後半に近づくと、そのお寺さんの行事で、一日修行するという意味でのお泊まり会がありました。
ですが、小学生の私達にとっては、大勢で友達とみんなで泊まれるという楽しみの方が強く、修行も苦ではなくて楽しかったのを覚えています。
そんなお泊まり会でのことなのですが、早朝にお寺のお掃除をする際に、私は本堂の下にあるお部屋のお掃除担当となりました。
友達と廊下から雑巾磨きをしている時に、ふとお部屋の中が見えたのです。
そこには蝋人形のようなお坊さんが見えた瞬間、その部屋に入ったこともないのに、そのお坊さんの後ろ側の下に階段があって、中に入ると八角形くらいの狭い部屋になっていて、壁に沿って白い小さなお骨入れのような物が並んでいるのが見えました。
と、「ね、ね、聞いてる?どうしたの?」と、一緒に掃除をしていた友達に声をかけられて我にかえったんです。
私は不思議に思って家に帰ると親にそのことを話しました。
すると、親はそこに入ったことがあるようで、そこは納骨堂だということでした。
親もビックリして何度も私に聞いてきましたが、絶対に中には入っておらず、廊下からお坊さんの像を見ただけなんです。
これは、いわゆる、霊視というのか透視というものなのでしょうか。
透視というより何かが一瞬乗り移ったとか・・・?