伏見稲荷大社での不思議で貴重な出来事
投稿者:逢桜 (3)
9年前の京都旅行に行った際のお話です。
当時、父と高校卒業祝いで京都へ二人旅に行きました。
初日に奈良、二日目以降に京都を回るというプランでした。回る箇所は主に人気の観光地や神社等でした。
その中でも人気観光地のひとつ、伏見稲荷大社で体験した話です。
伏見稲荷大社は、赤い千本鳥居とお稲荷さん(狐)の像がたくさんある所で有名な神社です。
本来は昼間に伏見稲荷大社に訪れる予定でしたが、前の観光の時間が押し、夜に訪れることにしました。
夜に神社に行くことに少し抵抗を覚えましたが、せっかくの観光なので行くことにしました。
伏見稲荷大社は昼間は人も多く、千本鳥居の赤が映えて非常に綺麗ですが、夜はその鳥居やお稲荷さんの像の影響で非常に怖い雰囲気になります。
夜20時ぐらいに伏見稲荷大社に着き、びくびくしながら千本鳥居をくぐっていきました。
遅い時間だからか、観光客は一人もいませんでした。
当時の光景をよく覚えていますが、夜に映える赤い鳥居とお稲荷さんの像が雰囲気を醸し出していてなかなか怖かったです。
しかし、鳥居をくぐり続ける中で徐々に恐怖が薄れ、せっかくだから鳥居の写真を撮っておこうと思い、カバンからスマートフォンを取り出しました。
鳥居の中でスマートフォンで写真を撮ろうとシャッターを押した瞬間、スマートフォンの画面が真っ暗になり、いきなり電源が落ちてしまいました。
最初はただの故障かと思い、すぐに電源を入れなおして再度写真を撮ろうとしましたが、シャッターを押した瞬間、また画面が真っ暗になり電源が落ちたのです。
そこから恐怖を覚えましたが、まさか私のスマートフォンだけでは、と疑い、父のスマートフォンでも試し、シャッターを押そうとしましたが同様に画面が真っ暗になり電源が落ちてしましました。
そこから私たちはこれ以上進んだらまずいのではと思い、最後までは行かず、途中で引き返しました。
当時はただただ怖かったのですが、今思い返すと、あれは厳格で神聖な場所で写真を撮るな、という神様から警告だったのでしょうか。
昼間だと普通に写真が撮れると思うのですが、夜で人が全然いなかったことによって起きた現象なのか…。
謎が深まるばかりで、9年経った今でも不思議に思います。
非常に怖い体験でしたが、神聖な雰囲気に触れられた気がして、貴重な体験ができたと少し満足しております。
しかし、今後は神社等の神聖な場所ではなるべく写真は撮らないようにしようと肝に銘じ、今でもその姿勢は続けております。
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