他界した父が虫となり見てくれいる
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2年前 父が他界しました。
父とは仲が悪くほとんど口もきかない関係でした。
幼少期は、仕事の関係で離れて暮らす生活でしたが口数の少ない不器用な人でした。
動物や虫やお花が好きで庭の草木 花を育てたりインコを飼ったりと優しい人でした。
夏や秋には籠をもち虫探しによく出かけていました。
顔を合わせれば喧嘩ばかりで意見が合わずにすれちがい。どんどん話す事もなくなりました。
たった1つ父との思い出は運転免許をとった時に1人で乗る事が怖くて父に助手席に乗ってもらい運転を教えてもらった事でした。
車関係の仕事をしていたので運転は上手だったからです。
「スピードを出すな。」
「よく見てゆっくり運転しろ」
「あわてるなと」が口癖でした。
きっと年がいって父が他界しても悲しくもなく何も思わないだろうと大人になってからも思っていました。
そんなある日、父は急に体調を崩して入院になり半年もたたずに他界しました。
他界前には、自分がかっていた虫やインコを近くの小学校にもって行きお世話をお願いしたいと学校の先生に頼んでいたよと近所の人から他界後聞きました。
きっと子供の事も常に気にしていたのだろうと思いました。
通勤で車は毎日使いますが父が他界してからは不思議な体験をする事がありました。
車を乗る時はいつも父の言葉「スピードを出すな。」「よく見てゆっくり運転しろ」「あわてるなと」の言葉が脳裏に浮かびます。
考え事をしている時や慌てている時によくフロントガラスに虫がくっついているのです。
そこで安全運転をしないといけないとはっとします。また運転中に大きな虫がフロントガラスに止まり前方が見えにくくなり急にスピードをおとした時、子供が陰から飛び出した事もありました。
スピードをおとしていなければ 間違いなく事故になっていたでしょう。きっと 父がそばで助けてくれている様に思えるのです。虫がフロントガラスにいる時は特に気を引き締めて運転をしています。
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