面倒見のいい祖父が引き起こした不思議体験
投稿者:NANPO (2)
私が大学生の頃、祖父が亡くなった時の話です。
祖父は家族のことをいつも気にかけてくれる優しい人であり、いたずら好きな茶目っ気のある人でもありました。
そんな祖父が亡くなり、病院へ向かう段取りを私の母、叔母、叔父の3人で相談した時のことです。
まず、母と叔母が電話で時間や移動手段について相談し、その後に叔母から叔父へ電話をして、決定した内容を伝えようとしました。
すると、叔父はすでに内容を知っていたのです。
叔父によると、電話が鳴り出てみると、母と叔母の話し声が聞こえ、呼びかけても2人は気付かないのか反応せず、ずっと病院までの段取りを話し合っていたそうです。
そうです、まさに、母と叔母の電話の内容をそのまま叔父も聞いていたのです。
当時は、複数人数で通話する機能などなく、ましてや自宅の固定電話で話していたので、偶然叔父にも電話を掛けてしまったということは、まず有り得ません。
きっと自分が亡くなったことで、兄弟が動揺するのを心配し、またみんながびっくりする方法で私たちの手助けをしてくれたのではないか、と私たち家族は思っています。
私は両親が共働きだったこともあり、おじいちゃん子で、毎日のように祖父の後をついて回るような子供でした。
そんな大好きな祖父が亡くなり、非常に悲しかったのですが、このような不思議体験に遭遇し、亡くなった後も近くで見守ってくれているのだなとわかり、心がほっこりとしました。
あれから10年以上経っていますが、今でも忘れない素敵な思い出です。
※コメントは承認制のため反映まで時間がかかる場合があります。