湖のほとりのキャンプ場にて
投稿者:クナシリ (1)
神奈川の観光地として有名な湖のほとりにあるキャンプ場のコテージに、3世帯で泊まりに行った時の話です。
10月の紅葉シーズンで、素敵なコテージから紅葉と湖が見え、施設内に温泉はあるし、とても良いところに予約が取れたと喜んでチェックインしました。
場内を散策し紅葉を楽しんだ後は、現地のスーパーで買った材料でチーズフォンデュやパスタを作って食事をし、温泉に入ってあたたまり、子供のカードゲームに付き合い、家族みんな幸せな気分で就寝しました。
その夜、私は夢を見たのですがその内容が変でして…。
夢の中で今日のキャンプ場が出てきてチェックインしました。その時、受付の方から「6名でお越しの●●様ですね。」と言われ、温泉のタオルセットを6つ渡されました。「5名ですが?」と言いましたが受付の方には6名に見えているようで話が通じません。
子供がこの頃ハマっている怖い話によくあるシチュエーションだな、何回も聞かされているから夢にまで出てきちゃったんだなと思いました。そして就寝。しばらくすると、いろんなお化けが次々に私の枕元に立って挨拶していくのです。最初はかわいい妖怪系だったのですが、だんだん貞子みたいな本格的に怖い幽霊になってきて「湖の底にいるから…」みたいなことを言ってきたので「うわー!」と大声を出して追い払おうとしたところで目が覚めました。
忘れていたのですが、過去に私は、湖のそばに宿泊すると結構な頻度で金縛りにあったり、悪夢を見たりしていました。あまり気にしないようにしていましたが、今回のことでやっぱり何か霊感的なものを持っているのかもしれないから、しばらく湖のそばはやめようと思いました。
そんな話を帰りの車の中で話したところ、私の家族は笑っていましたが、ただ一人私の母親が「私も同じ夢見た」と真顔で昨夜の夢を話し始めました。
あんなに楽しい雰囲気の中眠りについたのに、2人同時に怖い夢を見るなんて不思議です。母親は、それまで霊感とは無縁に能天気に生きてきた人でしたし。
水辺に霊が集まりやすいとよく耳にしますが、本当にそうなのかもしれないな、そんな雰囲気をちょっと敏感な私と母親はうっすら感じ取ってしまったのかも、と思った出来事でした。
※コメントは承認制のため反映まで時間がかかる場合があります。