皆さんは奇妙な体験をしたことはありますか?
私はあります。
せっかくなのでその体験を書いていこうと思います。
あれはいつだったか忘れましたが夏だったような気がします。
夜、家のリビングのソファで寝ていました。
リビングのソファで寝ているのは日常で、寝ている私を母がたたき起こすのも日常でした。
その日は珍しく寝入ることもなく自力で目覚めました。
ふとリビングの左側にある部屋に視線が行きました。
扉は開きっぱなしで部屋の中も丸見えの状態だったんですが部屋の上の電灯のあたりに目が留まり、電灯のヒモとは他に白い糸が垂れているのが見えました。
不思議に思っているうちにすうっと下から上に向かってゆっくりと消えていきました。
その時はそれっきりかと思ったのですがまた数日後に同じような状況で同じようなことが起きました。
ただ、糸の色だけ鮮やかな赤色でした。
綺麗だなと眺めているうちに下から上にすうっと消えていきました。
また目にしたいということと色だけ違っているということにまあ寝ぼけていたんだと思いながらも首を傾げていました。
そのまた数日後に今度は鮮やかな青色の糸が垂れさがっているのが見えました。
あまりに綺麗だったので届くはずの無い手を伸ばしました。
当然糸に手が触れることもなく、そのまま白い糸や赤い糸と同じようにすうっと消えていきました。
その時は消えてしまったという喪失感に手を伸ばしたまま呆然としていました。
あと当然両親はその様子をなんとなく見ていたかと思いますがなんとも言われませんでした。
それ以降糸が垂れているのを見たことはありません。
特にその後悪いこともなくそのままいつも通りの日常を過ごしています。
もしかしたら寝ぼけているだけだったんじゃとも思いましたが、一つ思うことがあります。
あの青い糸をつかんでいたらどうなっていたのかと。


























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