クラスで飼っていたうさぎが死んだ。
当番がきちんと世話をしていなかったことが原因だった。
ホームルームで先生は厳しい口調で言った。
「ルールや、決められた約束事は守りましょう」
すると、教室の後ろから一人の女子生徒の声がした。
「じゃあ……どうして先生は私を……?」
先生の顔が青ざめた。
教室は静まり返る。
しばらく沈黙が続いたあと、先生は観念したように口を開いた。
「……じゃあ、はっきり言うね」
「それは君が邪魔だったからだよ」
「もしかして恨んで出てきたの?」
「でもね、これは私一人の考えじゃない」
先生はクラス全員を見回した。
「みんなの総意だったんだよ」
「そうだよね?」
すると生徒たちは一斉に笑顔を浮かべ、
「はーい」
と答えた。
その瞬間、誰も座っていないはずの一番後ろの席から、
「そっか」
という小さな声が聞こえた
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