守護霊様に会えた気がします
投稿者:イーブ (28)
短編
2023/01/10
16:09
1,126view
小学生の頃、年に一度身内が集まり、何かの行事で楽しむということがありました。
私が不思議な体験をしたのは、皆で山へ行き、山菜採りをしようということになった時の出来事です。
右は山、左は川のある崖。そんな山道で山菜を採りながら登っていると、崖の側にたくさんの山菜があることに気付いた私は、子供心に凄く嬉しくなり、それを沢山採って、こんなに採れたんだということを親に見せようと、落ちないように必死で手を伸ばして採ろうとしました。その時です。
バランスを崩してしまった私は、一気に崖から滑り落ちてしまったのです。
運がいいのか悪いのか、頭からではなく足から下に滑り落ちて行ったのですが、瞬間に死ぬと思った私は草や木などにしがみつこうと、落ちながらも必死でした。
やがて私の体は途中で止まったのですが、何か足に違和感を感じたのです。
足下を見てみると、白い手が…。身体は見えず、両腕から先だけが現れており、そしてその白い両手が、私の小さな両足を支えてくれていました。
そしてその白い手の人なのかわかりませんが、耳元で「その木に掴まりなさい。大丈夫だから。」そう言ってきたので、私は木に掴まりました。
するとその手は消え、その後、無事にレスキュー隊によって助けられたのですが、あれは守護霊様が私を守ってくれたのでしょうか。
前のページ
1/1
この話は怖かったですか?
怖いに投票する 11票
※コメントは承認制のため反映まで時間がかかる場合があります。