忘れられない声
投稿者:ヤイヤイ (2)
「20歳までに、霊体験をしない人は、一生霊体験をしない。」と、聞いたのは私が小学生の頃。当時、私の通っていた小・中学校では、「こっくりさん」や、同じような「キューピット様」などが流行り、どこのクラスでもやっていて一種の集団催眠術のように、倒れてしまう子が続出。
とうとう学校で「禁止令」が出るほどでした。
でも…私には決まって、1人の女の子がいる時だけしか、10円玉は動いていないことに何となく気付いたのです。でも「動かしているでしょう!」とは言えなかったので、今でもホントの事はわかりません。
それからというもの、私はその様な類のものは「絶対にない!」と冷めた人に。自分が体験するまでは…
そんなインチキ臭い「キューピット様」に好きな人は誰かを聞いていた時から4年後、中学3年生の夏休み。夕方からの夏期講習へいく前に少し寝てからとお昼寝をした時に、明らかに誰かが私の両手首を「ぎゅー」と握ったのです。びっくりしました。怖くて目を開けたくても何故か目を開けられません。
部屋の中に誰かがいる?
その時、急に耳元に男の人の声で「全部知っているよ。全部お見通し。」と何のことかわからない事を言われました。私は何故か動かない体を「動け!動け!」と。後から思うと、あれは金縛りだったと思います。
怖かったのは、握られていた両手首に輪ゴムの痕のような線がついていたのです。
結局誰なのか、何のことだったのかわかりませんが、あの時の耳元で囁く声がインプットされていて、何かの拍子に思い出すことがあるのです。
※コメントは承認制のため反映まで時間がかかる場合があります。