祖母の守護
投稿者:ギュリ (1)
10年前、青森に住んでいた祖母がもう無理かもしれない…と母から連絡があり遠方に住んでいた私達家族は急いで青森に向かいました。ですが、その道中亡くなったと連絡を受けました。
祖母はくも膜下出血で亡くなりました。
私達家族が到着したあと、続々と親族が集まり無事にお葬式や、お通夜も滞りなく終わった日の夜、従姉妹が洗面所で顔を洗っていると肩をポンっと叩かれ振り返ると誰も居なかったそうです。
そんな話を親族で話し皆んなが集まってるから嬉しくて祖母がいるんぢゃないかと、いつも祖母が座っているソファー付近の写真を撮ることにしました。
そしたら祖母に似た顔の影のようなものが写りこみ、やっぱりねーと皆んなでワイワイ笑っていました。
その次の日、おばさんが階段から落ちて右足の小指を骨折してしまいました。
もしかして…と思い、知人の所謂見える人の所に祖母の写りこんでいる写真を見せに行くと『おばさんの足元に狐がいる』と言いそれを追い払う為に祖母がいたと聞かされました。足の怪我に気をつけるように言われましたが、既に骨折した事を伝えました。
するともう一言、あんたの子供は大丈夫だから!と伝えられました。祖母が守っていると。
自分の家に帰宅し、次男の検査結果を聞きに病院に行くと軽度の脳性麻痺と診断を受け頭の中が真っ白になりました。
祖母と次男の病名は違うけど、頭の病気という所は一緒。祖母が身体を張って孫の病気を半分持っていってくれたのだと思いました。
あんたの子供は大丈夫だから!の意味がその時わかり、涙が溢れました。
優しいお婆ちゃん