真夜中の中学校のプール

私が１６歳の時のことです。

当時なかなか荒れていた私は、夏休み中に地元の友達と昼夜問わず遊び回っていました。

その日は夜中1時から、地元の中学校のプールに侵入し、「闇プ」と私達は言っていましたが「暗闇プール」をしようと地元の友達4人で約束していました。

途中、警備員の巡回などもあるのですがうまく交わし、プールに無事侵入でき、夜中のプールで泳いでいました。

1時間程泳いでいましたが、そろそろ帰ろうかとしていた所、なんだかうめき声に近い感じの声がしてきました。

しかも、その声がしていたのは更衣室の横のトイレからしていた感じがして、私達は怖すぎて逃げよう走りました。

その時、友達の1人が派手に転倒しましたが、なんとか無事に中学校から出ることができましたが、一人になるのが怖ったので友達の家にお邪魔することになりました。

そして、怖かったねなど話していたら、転倒した友達が急に泣き出し皆急に泣き出したので戸惑っていると、転倒した友達が

「実はさっきコケた時に、誰かに足を強く掴まれる感じがしていた」

「足を見たら、アザがある」と。

私達も足を確認したら、掴まれた様なアザがありきっとあれはうめき声の霊だったのではないかと感じました。

こんな体験は初めてでしたが、もう私達はそれ以来地元の中学校のプールに侵入するとこもなくなりました。