私の守護霊
投稿者:佐波 (3)
私が20代中頃の時の話です。
仕事にも慣れてきて職場では中間管理職的な立場になっていた頃。
あるトラブルの原因を全て私のせいにされるという事がありました。
必要な時はサービスでも早出したり休日出勤したり、自分なりに随分と職場に尽くしているつもりでした。
それなのにそんな扱いを受けて凹んでいるところに追い打ちをかける様にある詐欺に引っ掛かってしまい、どん底の気分になっていました。
誰に相談もできず一人で悩み、寝れない日が何日も続いた頃ついに自分の中で初めて本気で「死のうかな。」と考えた時がありました。
今考えるとろくに睡眠も取れていなかった事もあり疲れきって思考がおかしくなっていたんでしょうね…。
薄明るくなってきた部屋で、どうやって死ぬのがなるべく迷惑がかからないんだろう…なんて考えていた時、ほんの一瞬でしたが死んだ祖母が現れました。
大好きだった祖母、心臓の手術をする私の為に何時間も正座して足にあざが出来るほど仏壇に手を合わせてくれる様な優しい祖母。
でも死んでから一度も夢にも出て来なかったのにこんな時に限って?驚きました。
そしてその横には大好きだった初代ペットの猫。
この子も夢に出たことなんてありませんでした。
そんな二人が揃って、こっちの世界じゃないって言ってるんです。
多分、私がいるべき世界の話だったんでしょうね。
猫が言葉話してるのもおかしな話なんですが。
気づいた時には目の前には何もなく静かな空間に一人、涙をボロボロ流している自分だけがいました。
でも私には生きている様に願ってくれている、本当に切羽詰まった状態の時に姿を表して助けてくれた二人がいてくれたおかげで、やっぱり死ぬのはまだかな。まだまだやる事がある。と思い直させてくれました。
今私が幸せに生きていられるのは二人の守護霊のおかげだと思っています。
どうやったら迷惑かけずに死ねるのかと考える時点で死ねませんよ。
誰かの為に生きて下さい。