呪いのビデオ…
投稿者:みみみ (2)
あれから17年…、当時の出来事を未だにはっきりと覚えています。
高校二年生の夏休み、私は友達Aの家に遊びに行きました。
友達Aの家は一軒家で4人家族(父・母・姉・A)の犬(チワワ)が一匹。その日、姉は不在。
私と友達Aは近所のお祭りに行き、今夜は泊まる予定だったので帰りにDVDを借りて帰ることにしました。
レンタル屋に向かう途中、友達Aと何を借りるか話し合うまでもなく、『ホラー系』にすぐ決まりました。
この時、違うジャンルにしておけば良かったと今では後悔しています。
当時、話題になっていた『呪いのビ〇オ』シリーズを2本借りました。
家に戻り、友達Aの母と父は寝室に行ってたので私たちはリビングでDVDを見ることにしました。
まだ深夜0時になってなかったが、1本目のDVDを見始めることに…
1本目のDVDは内容は怖かったのですが、特に何も起こらずで問題は2本目のDVDでした。
2本目のDVDは同じシリーズではありますが、スペシャルバージョンで内容的には変わらないかと思います。
と言うのも、2本目のDVDは見れなかったので借りる時にパッケージの裏に記載されていた情報しかわからないのです。
2本目のDVDを再生した瞬間から、異変が起きます。
リビングの隅に犬のゲージがあり、そこでさっきまでスヤスヤと寝ていたチワワが急に起きて唸り始めたのです。
DVDは再生を押しても映像が流れず、砂嵐のまま。
早送りや巻き戻しをすると映像が見れるのに、いざ再生すると砂嵐で見れない。
しまいにはチワワが壁に向かって吠え始め、一気に怖くなった私と友達Aは部屋に避難することにします。
二階の奥に友達Aの部屋があり、鍵をかけて怖さを紛らわそうとテレビをつけることにしました。
その時でした…
友達A『ねぇ、そこにおじさんがいる…』
とテレビの方に指を指しながら、友達Aは言います。
友達Aの家系は少し霊感があるらしく、私は霊感がなかったので全く見えませんでした。
とりあえず、テレビをつけたまま寝ようと話していた時…友達Aの表情が一瞬、凍りつきます。
友達A『こっちに来てる…』
下の階にいたチワワが吠えながら、二階に駆け上がって来ていることを言っているのかと思った瞬間…
友達Aの部屋のドアノブが、ガチャガチャと激しく動いたのです。
犬では絶対に出来ないハズ…ノックも人間の手でないと出ない音だし…
もし、友達Aの母か父であれば何か言ってくるだろうし…と頭の中はパニック状態。
何時間経過したかはわかりません。チワワも吠えなくったので友達Aも安心したのか、私たちは眠ることにしました。
怖くてドキドキが止まらなかったので、各々お守りを握りしめて眠ることに。
なるほど
ある意味羨ましい。1巻から最新巻まで、90数作全部見てますが、怖い思いはしたことがない。でも、あのおわかりいただけただろうか、には抗えない。
……であるとでも言うのだろうか