夜中の家を歩く音

これは私が幼い頃に住んでいた家での怖い話です。

私は、物心付く前からその家に住んでいました。2階建ての一軒家で、閑静な住宅地にある中古のお家です。

私の家族は父と母と私の三人で、3人でその家で暮らしていました。

父は飲み会などで帰るのが遅い時間になってしまうことが多かったのですが、そんなときも母は私を寝かしつけたあと、しっかりと父を出迎えていました。

あるとき、二階で私を寝かしつけていた母は、一階の玄関からリビングに続くドアが開く音がしたので、父が帰ってきたと思い1階に下りていったのですが、まだ父は帰ってきていなかったそうです。

その時は聞き間違いかなと思ったのですが、ドアの開く音や誰かが歩く音が聞こえるということが何回もあり、次第におばけとかの仕業なのかな？と思うようになっていったそうです。

というのも、その家では、昔住んでいた方が自殺したという噂があったのだそうです。

特別気になっていたわけではありませんが、色々あって今はその家には住んでいません。

ちょうど5年くらいでその家から引っ越したのですげ、家に住む前にしてもらったお祓いで、「5年くらいで引っ越すことになるよ」と言われていたそうで、なんだか怖いなと思います。