自ら死を選んだ人の魂
投稿者:セミリタイア (2)
3年前の2月、伯母が自殺した。
子どものころ遊びに行く度によく面倒を見てくれた、大好きな伯母だった。
大人になってからも顔を見せに行くと喜んで迎えてくれた。
学校はどうだ?仕事はどうだ?と気にかけてくれる、優しい伯母だった。
長いあいだ精神疾患で病院にかかり、薬も処方され服用していたそうだ。
双極性障害というやつで、突然ハイになってびっくりするほどの上機嫌になったり怒鳴り散らしたりしたかと思えば、今度は落ち込みまくって何もできない。
何もできないときはまだ良い方で、死にたいと刃物を持ち出したり、死に場所を探してフラフラ出ていかれると止めるのが本当に大変だったと、伯父から聞いた。
自殺したころは、精神的に落ち着いているように見えたからみんな油断していたらしい。
家族の目を盗んで、伯母は自宅の片隅で首を吊った。
伯父もその子どもたちも大変だったと思う。
けど、伯母自身もかなりしんどい思いをしていたんだろう。死んで解放されたいと望んだのだと理解している。
伯母は今、安らかな世界にいるのだろうか。
ある夜、気になって目を閉じて伯母の魂に呼びかけてみた。
浮かんできたのは、暗闇の中にひとりしゃがみ込む伯母の背中。
細くて小さな背中だった。
ゆっくりと振り向くと、私に気が付いたようだ。
すると突然、伯母が私にぐわっ!!!と迫ってきた。
必死の形相で私にすがろうと飛びかかってきたのだ!
ヒッ!と思った瞬間、私の背後から白いエネルギー体のようなものが飛び出し、伯母を覆ってそのまま連れて行ってしまった。
それは龍なのか守護霊なのか、私を守ってくれている存在のように感じた。
あっという間のことに呆然としていたが、気を取り直し、私を守ってくれた存在に感謝し、伯母の魂のために祈った。
どうか伯母の魂が安らかでありますように。
こういう話を自殺を自死と言い換えたがる人達に読んで欲しいと思いました。