幽霊よりも怖い現実
投稿者:KAO (6)
高校3年生の時の話です。
小遣い稼ぎにアルバイトを探していたところ、友人のつてで早朝の5時から7時までの2時間だったらコンビニのバイト募集がある事をおしえてくれたのでそのバイトに行くことにしました。
1日早朝の2時間だけですが、週4日はシフトに入れるのと賞味期限間近の商品を安くしてくれたりするというので食べざかりの自分には有り難く仕事に行くのも苦ではありませんでした。
場所は、自宅から自転車で十五分くらいのところにあり、商店街があったりと人通りの多い大通りに面している事もありお客さんは多かったです。
それから、何ヶ月後の事です。朝いつものように自転車でコンビニに向かっていると動物の鳴く声が聞こえた気がして耳をすませると、どうやら子犬の鳴き声に似た感じでがキャンキャン聞こえてきました。
その後に、聞き取れない人の声で喋っているのが聞こえました。何事か気になったので自転車で声の方に近づくと、今度は怒鳴り声で「しゃー!!」ジャー!!」という女の人の声が聞こえてきました。
何か言ってるけど聞き取れず、さらに近づくと、黒い長い髪の毛の女の人がマンションの入口のエレベーターの近くにある公衆電話で話し相手に向かって髪を上下に振りながら、「死ねーっ」「死ねーっ」「死ねーっ」と叫び散らかしていました。
すぐにやばいと思って立ち去りました。
今の時代では、マンションのロビーに電話なんてないですが、今でも公衆電話を見ると思い出します。
怖かった