霊感のあるおじさんの不思議な話
投稿者:okami (2)
私のおじさんは「霊感がある」といつも言っています。
一度、おじさんが山の中で急に例に肩を叩かれ「誰じゃぁ!」と叫んだのは見たことがありましたが、それでも私には信じられませんでした。
ある夏の日、おじさんお家でテレビを見ていると急に寒気がしました。するとおじさんが「友達が来た。」といってしばらく黙り込んでいます。
私には何が起きているのかわかりませんでしたが、しばらくすると救急車のサイレンが聞こえたと同時に、寒気が引きました。
「俺の友達がすぐそこで事故を起こして帰らぬ人になった。」そう淡々とおじさんが言いました。おじさんの家の近くで、バイクの単独事故が起きていました。起こしたのはおじさんの友達で、すでに亡くなられていたそうです。おじさんが黙り込んでいたそのその間、おじさんとその友達は会話をしていたそうです。
「事故起こしちまった」「そうか。つまりそういうことだな。」「死んでしまったみたいだ。お前が近くにいたからそっちに引き寄せられたみたいだ。」「元気にやって行けよ。」「もっとお前と話しておけばよかった。」といった会話をしたそうです。
世の中にはいくつも不思議な話があるでしょう。しかし多くは作られたものだと今でも思ってしまいます。ただその中には本当の話もあるということを痛感させられました。それだけこの体験は強烈だったので。
おじさんとは疎遠になりました。この体験が原因ではなく、私も進学や就職で地元に帰れなくなっていたので。
ただ、ある夜、おじさんが急に目の前に現れたことがありました。
会話などはありませんでしたが、「そういうことか。」とその時の私はすんなりと理解しました。
しばらくすると電話が鳴りました。
自分にも霊感あったんですね