■私の若い時の話ですが、未だに何が起きていたのか分かりません。今思えば異世界に入り込んだ数分間だったのかも知れません。最近ではきさらぎ駅の話やエレベータで異世界に行く方法などユーチューブで見掛けますが、本当にそんな事が在るのでしょうか、と思う人もいると思います。異世界と霊界は違うのでしょうか、私は別の物だと思います。
■霊界は目に見えない恐怖が在りますが、異世界は偶然迷い込んでしまった別の世界ではないでしょうか、勿論、色々な意見が在ると思います。異世界も霊界も同じでしょという人もいると思います。
■異世界とは、
何気ない生活の中で、並行して別の世界が存在していてたまにその時間がすれ違うと同じ世界の別の時間に入り込んでしまう現象だと考えています。たまにこんな事はないですか。一瞬全く同じ場面に遭遇したり、前の人が新聞などを持っていて、もう少しで落とすと思うと本当に新聞を落としたり、頭の中で歌を歌っていたら第3者が鼻歌で同じ曲を歌って居たりする事は無いでしょうか。科学的は脳が反応とか説明していましたが、私は異世界の遭遇だと思っています。
■私が20代の頃の話なのですが、あの光景は何十年も経ってこの年になっても鮮明に覚えている不思議な出来事でした。大学生になって2年目友達も決まって来て勉強もせずに遊んでいました。当時は携帯電話が無い時代で、連絡は前もっての約束や一般家庭の電話で、必ず親が出るのが定番でしたが、それで連絡を取り合っていたのです。
その日も何月何日何時頃に何処どこ行くからという様に決めていました。池袋駅から乗り換えて埼玉方面にその友達の家が在り昼1時に付くように電車に乗り何となく外を見ていました。友達の家に付き何をするわけでもなく、時間を過ごしていましたが退屈はしていませんでした。時間が経つのは早いもで夜の9時を回りそろそろ帰ろうと思い、帰ると言う事を友達に告げ帰り支度を始めました。
■当時はまだ住宅が少なく該当も殆どない夜道を歩き駅まで行き昇りの電車を待っていました。時刻表は1時間に2本程度でした。暫く待っていると遠くの方に電車のライトが見え始めホームに電車が入ってくると時間が遅いため車内はガラがラで、右端に2人、正面に1人左手に3人座っていました。此れは今でも鮮明に覚えています。この時点で異世界の入口の立ったのだと思います。
■ガラガラの席に座り、何となく外を見ていると進行方向の後ろから並行して電車が走って来ました。何となく変なんです、６０ワットの裸電球の様な車内の明かり、薄暗い車内、人は乗っていません。ゆっくりと横に並ぶと少しずつ追い越して行きました。車掌さんは乗っていませんでした。違和感を覚えしばらく見ていましたが通り過ぎて窓から外を見たのですが乗っている電車の隣に線路が無いのです。えっ、頭がパニック状態、確かに今電車が通った、間違い在りません。放心状態のまま到着駅に付き自宅に戻りましたが、いったい何だったのでしょう、今だに思いだされます。
無限列車…