何年も触っていないオルゴール
投稿者:らん (7)
これは旦那のおじいちゃんが亡くなった時のお話です。
私と旦那が結婚する前からおじいちゃんは体が悪く、入院していました。
とても会える状況ではなく、初めて会ったのは亡くなってから…
目を瞑って動かないままのおじいちゃんに初めて会い、会ったこともないのになぜか涙が溢れてきたのを今でも覚えています。
おじいちゃんとおばあちゃんが住んでいた家には、おばあちゃんが1人になってしまい子供たちが長期休みに入るたびに泊まりに行っていました。
泊まりに行く時にはいつも2階のおじいちゃんの仏壇が置いてある部屋で家族で寝ていました。
身内と言っても、生前に会ったことも喋ったこともなく旦那のおじいちゃんなので仏壇と同じ部屋で寝るというのが正直少し怖かったです。
そして、おじいちゃんの一周忌。子供たちを連れて家族でいつものようにおばあちゃんちへ泊まりに行きました。
夜になり子供たち2人を先に寝かせに私も上へあがっていきました。
布団に入り少し時間が経った時、いきなり仏壇の隣に置いてある人形のオルゴールが数秒鳴ったのです。
もしかしたら、おばあちゃんと子供たちで昼間にこの人形で遊んだりしたのかな?なんて思い何も気にしないようにしていました。
子供たちを寝かせて下へ降りておばあちゃんに聞いてみたところ遊んでもいないし一切触っていないとのこと。
旦那も嘘だ〜と聞く耳持たずで、もう怖くて怖くて仕方がありませんでした。
そして翌日、帰る前に家族みんなでお線香をあげに2階へ。
そしたらまたオルゴールが鳴ったんです。
これには旦那もとても驚いていて、おばあちゃんは「おじいちゃんがありがとうって言ってるのかもね〜」と言ってそこで話は終わったんです。
家に帰っても不思議で怖くてたまらなくて、色々調べてみたら長い間触っていなくても気圧の変化などでオルゴールが鳴ることがあると言うことが書いてあったりしたのでそれかなぁ?と思いながらも一周忌のあのタイミングで、と考えると気圧の問題ではないのかなと思います。あれはきっとおじいちゃんが来てくれたのかなと思います。
私は霊感もなく、周りでそういう現象が起きたことがなかったのでただただ怖かったですが、「おじいちゃんがきてくれた」と思い込み怖い気持ちを今でも心に封じています。
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