これは僕が小学2年生の時に経験した実話です。
同じクラスで家も近く幼稚園の頃から仲良しの友達がいました。
その友達は少し変で、一緒に虫取に行って、たくさんバッタやカマキリを捕まえても次の日にはもう虫たちは友達の元にいないのです。
僕は母に気持ち悪い！と言われながらも家では出さないことを約束に大切に虫を飼ってました。
友達はいつも虫を捕っては次の日には自然に帰してるんだなぁと思っていました。
しかしある日遊んでいると近くの公園で
ここにいっぱいあるよ？と友達がいいます。
なにが？と聞くと一緒に取った虫。と言うのです
公園の隅に死んだ虫がいっぱいありました
友達は捕まえた虫をちぎったり枝で指したりして殺していたのです。
気持ち悪いし怖いし嫌だ～!!!!!!という思いから
あまり遊ばなくなりました
夏になって友達4人で川遊びをしてました
虫殺しの友達も一緒です
比較的浅く一通りも多いところなので保護者はついていません。
夕方になって皆帰ろうとしたとき友達の鞄が流されてしまいました。他の二人は先に帰り僕は虫殺しの友達と二人きり。
家も近いし一緒に帰ろうとなりましたが鞄が流されて引っ掛かってます。
友達は泳げないので僕が泳いで取りに行きました
ここからはあまり覚えてなかったのですが
一部深くなってるところに足を滑らせ溺れてしまいました。近くにいた大人の人が救急車を呼んで助けてくれたみたいです
その日友達はさきに帰っていました
僕が溺れてても自分の鞄を手にしたら先に帰ったのです
そして1ヶ月もせず引っ越して行きました
大人になった僕はきっと怖くて帰っただけだと思いました
ただ見てただけ？で怖くなったんだと。
ほとんど口も利かなくなって引っ越したのでずっとモヤモヤしてました
22歳の頃僕がカフェでバイトをしてると友達がお客様としてきました。久々だったので少し話をするとライン交換をして後日会いました
そしてあの溺れた日の話になり
あの時俺が溺れたから怖い思いして帰ったよな？
お前は悪くないのにあんまり口きかなくてごめんな？
と言うと
先にかえってごめん。と涙流しました
そしてそのあと友達は言いました
溺れてるところをみて石を投げた大きな石を
木でつついた死んでほしくないけど死んでいくのを見たかった。ごめん。と涙を流していました
ヤバい話だった