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のださんによる不思議体験にまつわる怖い話の投稿です

こっくりさんをしたら隣の部屋のドアが吹っ飛んだ
短編 2021/10/31 14:41 1,194view

これは、私が実際に体験した話である。私は中学3年生のとき、初めて吹奏楽部の合宿に参加した。

とにかくオカルト好きな私だったので、夜、皆が寝静まり外も静寂になった後、同じ部屋の仲間4人でこっくりさんをすることを提案した。

紙に一連を書いて“こっくりさんこっくりさん…”と4人で唱えた。しかし何も起きない。

何か起きるのを期待して、皆で般若心経唱えることになった。仏説魔訶般若…。

言い終わって、十円玉から手を離した瞬間、どーーんという音がした。

それと同時に今まで消えていた明かりがちかちかと、点灯した。本能的にこれはやばいと感じた4人は、我先に我先にと出口へ向かった。

すると、たまたまそのとき廊下を歩いていた子が啞然としていた。

隣の部屋のドアが吹っ飛んだのである。

その部屋にいる一年生を確認しに行くと、皆寝ていた。しかも、その廊下にいた子の話によると、平行にドアが吹っ飛んだそう。

普通、足で蹴っ飛ばしたとしたら、斜めに飛ぶはずである。しかも、蹴っただけでは飛ぶことは不可能である。

上級生をたたき起こし、割れたガラスの処理をしながら、私の体験した話を聞いた一人は“怖すぎるやん”と興奮し、一人は”また嘘やろ?”と笑っていた。

一連が終わって皆が寝床についたあと、自分だけが寝られずにいた。すると、外の天気が急に悪くなり、風雨が窓にどんどんと叩きつけていた。

そのあと何年かして、精神を病んだのも無関係ではないだろう。

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コメント(1)
  • 投稿者様の病気の方は回復されましたでしょうか。

    2022/11/01/23:32

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