数学の神様に見捨てられたかもしれない話
投稿者:hiposi (2)
わたしは、子供のころ、よく変な幻聴のようなものが聞こえることがありました。
頭の中のイメージとしては、1から数を数えていき、(おそらく1万ぐらいまで数えていたと思います。)
その数が大きくなるごとに、どんどん数える声も大きくなっていき、最終的に私が耐えられなくなって泣き出すというものです。
ときには夜中に幻聴をきいて、泣き叫びながら家の廊下でうずくまっていたこともあります。
そして、数えている声は誰の声かわからないことや、もしくは人間の声とは思えないぐらい、とても恐ろしい声だったこともあれば、母親の声だったこともあります。
それが夢だったのかもわかりません。
寝ているときなどに起こることが多かったので夢であったのかもしれませんが、わたしは現実だと思っています。
この現象が起こる共通した条件などもわかりません。
何かに集中しているときにも軽くこのような感覚になることがありました。
まあ、このような現象にたびたび悩まされていたのです。
そして、わたしはこどものころ、算数がとても得意でした。
学校ではほとんどいつも、算数だけは100点をとっており、
誰にも負けていないという自信がありました。
今となっては、この幻聴と算数に強いということに関係がないとは思えません。
もしかしたら、ニュートン、アインシュタインなども、この幻聴をきいており、
わたしには、その素質があるのかとさえ当時は思っていました。
これを読んでいる方で似たような体験をしたことがあるという方もいるかもしれません。
わたしは一度もこの話を人に話したことがありませんから、
同じような体験をしたという人にもであったことがありません。
誰かと共有し、この現象にはこのような意味があったのかと感傷にふけってみたいものです。
それから、高校生になったぐらいから、あの幻聴に襲われることもほとんどなくなっていきました。
そして、数学もだんだんと難しくなっていき、人並み程度のできになっていました。
単純に高校の数学のレベルがあがっただけで、それについていけなくなっただけといえばそうなのかもしれません。
しかしわたしは、あの幻聴が聞こえなくなったことで数学が難しく感じるようになったと思っています。
数学の神様に見捨てられたのでしょう。
現在は大人になり、一切その幻聴を聞くことはなくなりました。
あれはいったい何だったのでしょうか。
子供特有の現象なのでしょうか。
何か知っている方がいたら教えてください。
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