生死を彷徨っていた時に川の向こうにいた人は・・・
投稿者:賢子 (1)
私が高校生の時に体験した不思議なお話です。
いつものように学校から自転車で帰っている時でした。
その時は雨が少し降っていましたが、傘もささずに帰っていました。
すると私は見通しが悪い道で車にはねられ、救急車で運ばれ、2・3日ぐらい眠った状態でした。
2・3日、眠っている間に不思議な夢を見ました。
それはきれいな川の向こうに3年前に死んだはずのいとこのお兄ちゃんがいました。
お兄ちゃんに
『あれ?お兄ちゃん何してるの?』って聞くと、『お前こそ、なんでここにいるんだ!!』とすごく驚いていて、
『お兄ちゃんの方には、どうやっていくの?久しぶりに話したいし。』というと、
すごく怒った口調で、『絶対、こっちにはくるな!!』と言われ、今まで1度もお兄ちゃんに怒られた事がなかった私は、ものすごくびっくりしました。
それでも私は、『何でよ。いってもいいでしょ!!』と言うと、そんなに大きな声が出るのかというぐらいの声で
『お前がこっちに来るのはまだ早い、早く帰れ!!』という声で、目が覚めました。
目が覚めると、病院のベットの上で、お母さんが涙をいっぱい浮かべて『よかった。目が覚めて。帰ってきてくれてよかった。』と言われました。
後日、無事に退院し、夢の話をお母さんにしました。
お母さんは、びっくりしていたけど、私が眠った状態の時の話をしてくれました。
『あなたが眠っている時に、いとこのお兄ちゃんの、お墓の前でどうかあの子を助けて下さい!!とお願いした。』というのです。
その話を聞いたとき、あれは、三途の川だったのか・・・お兄ちゃんが三途の川まで見にきてくれていたのか・・・
そんな風に思いました。お兄ちゃんが私を助けてくれたんだ。と思いました。
その話の後、お母さんと二人で泣き、お兄ちゃんのお墓に『ありがとう!』を伝えにいきました。
いい話だね。
雨の日は慎重に運転しましょう!