「この中に、
似た人はいるかい?」
まもるは、
一枚の写真を指さした。
「このひと。
おんなじふく」
そこには、
花柄のワンピースを着た女性。
茶髪が風に靡き、
気高く清らかな
美しさを湛えている。
「この人はね、
おばあちゃんの姉なんだよ」
祖母は、
少し笑った。
「まだ、
待っててくれてるのかねえ」
嬉しそうで、
どこか寂しそうだった。
だが、
まもるが首をかしげる。
「でも、かおがちがうよ」
違和感を覚え、
詳しく聞いた。
まもるが見た女は、
髪が黒く、ぼさぼさで。
目は、黒く塗りつぶしたみたいで。
「どれくらい、
大きかったの?」
まもるは、
八畳間を指さした。
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