押し入れの奥の板に、**細い隙間**がある。
こんなの、さっきまであったか?
スマホのライトを近づける。
隙間の向こうは真っ暗。
その瞬間。
隙間の奥で、**何かが瞬いた。**
目だ。
確実に、目。
しかも、近い。
ものすごく、近い。
—
「見つけた」
小さな声が、板の向こうから聞こえた。
男でも女でもない声。
子供の声みたいで、でも、低い。
次の瞬間。
**バキッ!!**
板が内側から割れた。
白い指が、五本。
細すぎる指が、隙間からゆっくり出てきた。
爪が異様に長い。
指は、空気を探るみたいに動く。
そして――
俺の方向に、ピタッと止まった。
—
「やっと、開けてくれた」
ぞっとした。
開けた?
俺は、襖を開けただけだ。
すると指が、さらに板を押し広げた。
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