理由は毎回違うが、
どこも似た表現だった。
「協調性に懸念」
「リスクが高い」
「将来的に問題を起こす可能性」
やがて、仕事だけでなく、
クレジットカードが止まり、
保険の更新も通らず、
賃貸の再契約にも落ちた。
開示請求をして、
彼は初めて自分の評価表を見た。
そこには項目が並んでいた。
・自動判断システム回避傾向
・制度への不信発言履歴
・社会的非協調性
最後の行だけ、数値だった。
・将来的トラブル発生確率:87.6%
備考欄は、空白だった。
彼は画面を見つめたまま、
しばらく動けなかった。
そして初めて、
検索欄に指を伸ばした。
「信用スコア 回復 方法」
入力が確定した瞬間、
画面の右上に、
小さな表示が出た。
行動パターン:既知
彼はそれを見て、
なぜか少し安心した。
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