気が付くと僕はブロック塀に挟まれた道に立っていた。
どこだここ?とは思ったものの、この道を知っている気がする。
思い出そうとしても思い出せない。
とりあえず、どうすることもないから進むことにした。
少し進むと、ポストが見えてきた。
不思議なことに、このポストも見覚えがある。
ポストを後にしてまた少し進むと、後ろから足音がしてきた。
こつ、こつ、こつ………。
いきなり現れたかのように、足音が突然聞こえた。
そしてまた、
こつ、こつ、こつ、こつ………。
だんだんこちらに近づいている。
首筋に汗が流れるのを感じる。
僕は勇気を振り絞って振り向いた。
そこには、自分とうり二つの影?のようなものが立っていた。
影といっても実態があり、そして全身が真っ黒だった。
目も口も鼻もない。
だけどやつは僕だった。
そしてやつは、僕が振り返って数秒、僕に向かって走り出してきた。
さっきまで歩いていたのに。
僕は無我夢中で走った。
やつに捕まったらやばい!
なんとなくそう思った。
気が付くとやつはもう追いかけてきていなかった。
振り切ったようだ。
僕はまたこの道を進む。
進んでいると、道にサッカーボールが転がっていた。
僕はサッカーが好きだったから、少し蹴ってみることにした。
ザッ
サッカーボールはよく転がっていった。
数回蹴った後、サッカーボールの空気が抜けてしまった。
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