校長先生の時とは別の友人か、らメッセージが来ていた。
校長先生、顧問の先生、この後何度も続くと私も?、と思ったので、次にその夢を見たときは、目をつむってやり過ごそうと思った。
それから数週間はその夢に関係することは全く出会わなかったが、前の夢からちょうど一か月たった時、また駅のホームの夢を見た。
最初、ホームにいるときは、ボーっとしていたが、左右に先生がいないことに気づき、すぐに両目を閉じた。
「これで赤い子に会うことはない」
そう思って、体感三分くらいしたとき、目覚まし時計の音がした。
朝が来たか、やり過ごせた、と目を開けようとしたが、同時に私は思い出した。
昨日は目覚まし時計をかけていない。
明日は休日で友人と用事もない。だからゆっくり寝ようと思っていたのだ。
そのことに気づいた途端、誰かに肩をおもいきり揺さぶられた。
自分よりずいぶん背の高い人に肩をガシッとつかまれている感じ。
私は絶対に目を開けないようにギュっと目をつむった。
肩の揺さぶりが落ち着いてきたころ、電車が来る音と同時に、
「また1からか」
そう、女の子の声を聞いたとき、目が覚めた。
顔は汗だくで、汚い話だが、脇あせもかいていた。
「また一から」これが何度も続くなんて、と、あの無機質な女の声が忘れられない。
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