自殺の名所

「「うわぁぁぁぁぁぁ」」

まるでアクション映画のワンシーンのように車にしがみつくCとパニックになり振り落とそうと車を蛇行させるA。
その後Cということに気づきCを車に乗せてAの家に急いで帰った、という話でした。

「深夜にトイレ掃除のおばちゃんなんてありえねーよ。あれは絶対幽霊だった。後にも先にも幽霊見たなんてあの時一回だけだったけど、ビビったね〜」

私自身霊感も皆無で周りにも霊感のある人なんていませんでしたのでAの話はとても興味深い物でした。
確かに深夜の自殺の名所へ続くハイキングコースの途中にあるトイレに清掃に行くわけないよな〜と。

数年後、仕事先で同じ地元の5個上の先輩にその話をしたら、
「あー、自殺する人とか多いから深夜に見回りしてる人普通にいるよ」
と呆気ない返答。
Aには話さないでおこうと誓ったのでした。

霊的なものでもなんでもない駄文で申し訳ありません。